株式会社新進は、日本で初めて、お菓子屋さんやタバコ屋さんの店頭で雑誌を販売する、通称「スタンドルート」を開発しました。その全国展開を目指して、昭和 44 年（1969年） 2 月に会社を設立。当時、「雑誌は書店で…」という常識を打ち破るニュータイプの流通モデルとして話題を呼ぶとともに、業績も拡大し、新進のシェアはこの部門では全国トップの地位を確保しています。また時代の変化に柔軟に対応すべく、スーパーマーケットやコンビニエンスストア（ CVS ）の雑誌直送システムを開発し、全国 2000 店余のお店にサービスを提供しています。

このように、スタンドルートや新たな流通システムの定着化を推し進める一方で、新進は書店の開発にも努めてきました。自ら書店経営を手がけるほか、新進のフランチャイズチェーンとしての書店を擁しており、そのエリアは関東から九州におよんでいます。新進は今日、書籍や雑誌の「卸」および「小売」の両事業を持つ、全国でもきわめてユニークな存在となっています。

新進のキーワードは、「感動」「感激」「感謝」の 3 つ。私たちが取り扱う商品は、文化を発信するメディアです。私たちはそうしたメディアを通じて「感動」「感激」をご提供する立場であるとの認識から、それにふさわしい売り場づくり、店づくり、人づくりを心がけています。そして常に「感謝」の心を大切にしたいと考えています。お客さまへの感謝、新進と取引のある会社や人への感謝、そして社員への感謝…。こうした、人として至極あたりまえの感謝の精神こそ、お客さまに心からご満足いただけるサービスの創造につながると考えるからです。